2010/04/22

　今回は、お客様にお持ちいただいた　オパール・リングのリフォームのご紹介です。　約４０年以上前に購入なされた、大きなオパールのリングでありまして、ルース内部には少々クラック（ヒビ）
が入っておりましたが、慎重にリング枠からオパールを外します。
　今回のお直しは、ただサイズ直しをするかどうするか悩まれていらっしゃったようで？でも　あまり指輪を着ける頻度が少ないということで、私どものご提案でペンダントトップへの作り変えをお勧めさせていただきました。　指輪としてご使用になられると、何かの拍子にぶつけて石が割れる危険性があると、ご説明させていただき、胸元のほうが安心感があるからであります。
　早速石を外しますと、リング枠の内側に昔の職人が作った証の
手作り感を感じる　６８　の印を発見しました。
　リング部分をカットしその地金を再利用してバチカンを作ります。
　リフォームの完成です。石枠の形はそのまま残し、チェーンを通すバチカンにダイヤモンドをちょっとしたサービスでセッティングし、新たにペンダントとして生まれ変わりました。　元々のオパールが素敵なルースですので、改めて見ると最近このようなジュエリーを見かけなくなったきたのもあり、また身に着けていただくことを思うと感激してしまいます。

　今回の他にもお客様がお持ちの眠っているジュエリーなどがございましたら、仕上げ直しやリフォーム・サイズ直しなど常に承っておりますので、お見積もりなどでも何なりとお問い合わせお待ちしております。

お預かり状態

リング本体カット

カットした地金

火を入れて溶かす

溶かした塊

ローラーで伸ばす

曲げてバチカン作り

バチカン完成　

完成

完成